こんにちは!はまです!
今回は2019年8月21日のTBS放送『クレイジージャーニー』で取り上げられる世界最狂のバイクレース「エルズベルグロデオ」について取り上げたいと思います。
「エルズベルグロデオ」って濁点が多くて言いづらいですよね・・・。
エルズ・ベルグ・ロデオ、で区切ると何となく言いやすいです(親切)
というわけで今回はエルズベルグロデオの、
- そもそもエルズベルグロデオって何?
- 日本人で優勝者はいる!?
- 獲得賞金!
に迫っていきたいと思います!
Contents
エルズベルグロデオとは?
シンプルにいうといくつもあるバイクレースのうちの1つってだけです。
ただしあなどることなかれ、世界一過酷なレースと言われています。
開催日程などの情報はこちら。
- 正式名称:Erzbergrodeo Red Bull Hare Scramble
- 会場場所:オーストリア中央部に位置する古い鉄鉱山Erzberg(エルズベルグ)
- 開催日程: 2019年5月30日~6月2日
- 回数:歴史は古く2019年で25回目の開催
- レースジャンル: ハードエンデューロ
エンデューロとはオートバイなどで行われるレースの種類で、バイクの耐久レースだと思ってもらえればいいと思います。
これまでエルズベルグロデオは何にも属してこなかった、ただの草レースでした。
そんなただの草レースだったエルズベルグロデオは、レッドブルのスポンサー提供を受け毎年規模を拡大し、近年では45,000人の観客動員数を誇るメジャーイベントへと成長しています。
メジャーイベントへと成長したエルズベルグロデオを支えるスタッフの数も超メジャー級!
- スタッフ:800人
- ガイド:200人
- エマージェンシースタッフ:100人
- ジャーナリスト:250人
裏方の人数でもレースの規模の大きさがわかります。
エルズベルグロデオの競技はこちらの3つで構成されています。
- 鉱山を駆け上がる「アイアンロード」
- ヒルクライムの「ロケットライド」
- メインイベントとなる「レッドブル・ヘアスクランブル」
メインイベントであるレッドブル・ヘアスクランブルに出場するにはまず、世界40カ国の約6,000人の出場希望者から書類選考で1,500人に選ばれなければなりません。
その選ばれた1,500人の中から、さらに最初の競技であるアイアンロードで上位500人にならないとメインイベントには出られません。
じゃあその500人で順位を競い合うのね~と思った方いると思います。
残念ながら不正解です!
何故、世界一過酷な最狂のバイクレースと呼ばれているか?
理由は競い合えないから。
え?どゆこと?と思われた方はこちらの画像を見れば理解できると思います。
えー・・・なにしてんの(笑)
崖登ってるし石の採掘場みたいな所やん・・・。
バイク運転するとこちゃうやん。
毎年こんな風なのでそもそもの完走者が例年10人程度しかいません(笑)
ただし、2018年の去年は23名の完走者を出して「しまった」ため、2019年の大会についてエルズベルグロデオ公式サイトではこう記載されていました。
「Tougher than ever」
意味は「これまで以上に厳しい」です。
シンプルにひどい(笑)
500人中20人だと約4%が完走することになりますがそれでは多い!、というのが主催者側の思いなんでしょうね(笑)
上の画像で十分狂ったレースであることはわかりましたが、2019年のメインレースのコースは43kmで例年よりも長く設定されています。
なので500人で競い合うということは正しいことは正しいのですが、 順位を競い合う以前に、そもそも全員ゴールできないという意味で「完走すること」自体がまず難しいようです。
日本人の優勝は?
これは残念ながら2019年の大会を含め今まで出ていません。
近年ではグラハム・ジャービスという方が2018年、2019年と連覇を飾っています。
ただし、完走者が例年10人ほどなので完走するだけでも本当に名誉でありすごいことだと思います。
過去、エルズベルグロデオにチャレンジした日本人は、田中太一さん、 河津浩二さん、 水上泰佑さんと今回のクレイジージャーニーで取り上げられている石戸谷蓮さんの計4人。
皆さんのレース成績はこちら。
▼田中太一さん
- 2010年:13位
- 2011年:7位
- 2012年:5位
- 2013年:7位
- 2014年:不完走
▼河津浩二さん
- 2012年:不完走
▼水上泰佑さん
- 2013年:不完走
▼石戸谷蓮さん
- 2018年、2019年:不完走
2019年の大会を終えた時点で4人中3人が「不完走」となります。
ただ、石戸谷さんはそもそも最初から完走できるとは考えておらず、5年計画で完走を考えられています。
石戸谷さんのお写真はこちら。
石戸谷さんの簡単なプロフィールを載せておきます。
- 名前:石戸谷 蓮(いしどや れん)
- 生年月日:1991年10月11日
- 年齢:2019年時点で28歳
- 出身地:神奈川県厚木市
- 職業:バイクレーサー
石戸谷さんは2019年のエルズベルグロデオの大会より以前にこんなことをおっしゃっていました。
「僕の最も大事な5年間をかける。アスリートとして最も脂をのせられる30代前半までの5年間を、エルズベルグにぶつけたい」
このコメントを聞いた時、正直しびれました。
男としてかっこいいですよね。
なので5年後と言わず、来年には是非、完走もしくは優勝してほしいなと思います!
獲得賞金ってあるの!?
これだけ過酷ですし、レッドブルがスポンサーですし、45,000人の観客を動員できる大会なので賞金は数千万円から数億ぐらいかなぁなんて勝手に予想していたのですが、、、
ビタ一文出ません。
エルズベルグロデオの公式サイトに次のような文章がありました。
The prize for this inhuman drudgery is no prize money. It‘s a piece of rock, shaped directly out of the Iron Giant‘s side. A piece of rock from the mountain the riders have beaten with willpower, determination and quite some battle scars…
Red Bull Hare Scramble – Erzbergrodeoより
意訳しますと、
「この過酷なレースに対する賞は賞金ではありません。選手たちが意志力と決断力、そして多くの戦傷で打ち破った山の岩の一片がそれに当たります。」
というような内容になります。
いや賞金出してあげて(笑)
おわりに
いかがだったでしょうか?
今回は、
- エルズベルグロデオのやばさ
- 日本人の参戦者と優勝者について
- 獲得賞金はあるのか?
について紹介しました。
エルズベルグロデオがヤバすぎる大会であることは間違いなさそうです。
ただ、これだけエキサイティングなレースであればバイク好きでなくても楽しめる大会であることも間違いないですね♪
機会があれば是非行ってみたいと思います!
最後までお読み頂きありがとうございました!